ポール・ホフマン「放浪の天才数学者エルデシュ」読了

放浪の天才数学者エルデシュ論文数1500、共著者は500人、一日19時間数学の問題を解き続けたという天才数学者ポール・エルデシュの伝記。共著者が多いため、エルデシュナンバーなるものまで存在する。エルデシュと共著した人をエルデシュナンバー1として、その共著者と共著した人が2で、2の人と共著した人が3で…という数である。アインシュタインは2だそうだ。

この本には、このエルデシュさえ間違ったと言う問題がでてくる。「3つのドアがあり、そのうち一つのドアに賞品がある。最初のドアがはずれだったときに、残る二つのドアを変更してよいとなったら、最初に選んだドアのままにしたとき、別のドアに変更したときでは、どちらのほうが賞品があたる確率が高い?」というもの。なんと、ドアを変更したら2/3の確率になるのだ!